悪夢のサブリース

20180821 サブリース

「一棟売りのアパートを買いませんか?」
東京の業者 (不動産業者ではない) から電話があった。

       概略を書くと

表面利廻りは、年間12%です。
税金等の経費を差し引いて10%の利廻りになると思います。
単純計算で、10年で元が取れます。
お買いいただければ、当社が30年一括借り上げとし、家賃保証させていただきます。
(※でもね、契約書はよく読んでくださいね。大事な事が多々書いてありますから…)
銀行融資もお任せ下さい。
お客様は、毎月の家賃入金確認・不払者への督促・解約手続・室内のリフォーム、
日常雑多な管理等々から解放され、
お客様は何の苦労も手間も無く、30年間一定の安定した家賃が受け取れます。
後々にも、相続税対策の一環として利用できますので、
冗談の様な銀行金利から解放され、他とは違う裕福な投資家の一員ともなれます。
過去最低の、低金利の今が資産形成のチャンスです。
お客様の近くに、投資に最適な物件がいくつかございますので、
優先して、ご紹介させていただきます。

「一棟売りアパート。お考えいただけませんか!?」
         
                            となります。

こういう業者は、売主ではなく中間省略売買業者の仲介業者。
(不動産業者ではない場合もあるので、要注意。登録業者でも免許番号(1)が多い)

で、
当方は不動産業者で、昨年東京の業者さんに一棟売アパートを買って貰いましたので、
貴方の仰る事も、表も裏も苦労も分かりますよ。
「一棟売りアパートありませんか?」と言う電話はたくさんいただきますが、
「アパート買いませんか?」と言われたのは初めてです。売れないんですか?
もう歳だから買う気はない。 (融資も大変だろうし、借入がそもそも嫌だ)
たくさんのお金は、あの世に持っていけませんので、投資物件はいりません。
他の方に勧めて下さい。

「すいません。電話番号を間違えたようです。失礼します。」で、終わり。

ウィキペディアで、「サブリース」を検索確認。

一読して、胡散臭いと思った。
(※アパート一棟売購入をお考えの方は、必ずご一読される事をお勧めします。)

人にも会社にも、寿命がある。
寿命のある会社に、30年間保証しますと言われても、普通は信用しない。できない。

最近、競売物件に売アパートをよく見かける。よく読むと、サブリース破産だ。サブリース契約を
 したが、大家は毎月定額の賃料を貰えず、ローン返済不履行で競売→破産。問題はまだある。
 業者とのサブリース契約だが…ここでは書かない。

 
 信用するのは欲得優先だから。(一概に会社が銀行が、悪いとは言いづらい…)
この国で、創業50年以上の会社が何社あるか、ご存知ですか?

※国税庁の調査によると、会社の生存率は、5年で14.8%、10年で6.3%、20年で0.4%、30年で0.021%。
30年でも0.021パーセント。50年はそれ以上に微々たる数値になります。つまり50年以上続いている企業
は1万社あって2社も残らないということです。(会社形態以外は除く)



欲得優先で、楽して収入を得ようとすると、騙される。
(※よく騙される方が悪いというが、騙す方が悪いに決まっているのだが…)

不動産がらみの、詐欺事件が増えています。

時おり株屋から、胡散臭い耳寄りな投資話 (上場前株式購入話とか…) の電話がある。
「儲かる話は、他人に話してはいけませんよ。貴方か、親戚に投資させなさい」
と、電話を切る。

詐欺師が、跳梁跋扈している現代です。

くれぐれも、胡散臭い儲け話には、ご注意のほどを。

 

サブリースは、合法的な○○です。

考えれば,分かることです。

保証管理契約書を隅から隅まで、読み込んで下さい。

読み込めば、必ず分かります。

管理・保証料というお金だけ払えば、

死ぬまで、収入が安定して入金される。

と思うのは、

多分、錯覚です。

 

サブリースでは、財産が守れないこと。

継続するには、恐ろしいほどのお金(費用負担)が掛かること。

新築時100%入居(新築時は当然)で、僅か75%の収入。

どう考えても、変でしょ。

新築でだよ。

変な契約条項は、まだまだあるけど、

3年・5年経つと、良くわかる。

後は書かない。

後は、

保証管理契約に、書いてある。

 

アパートバブル (もう終わったけど…) では、

一般顧客以外にも、業者が自己所有の一棟売却をしている。

 

これが、最後のチャンスだと思って、

自己所有の一棟売アパートを売ってる。

所有者の不動産業者が…

 

 最後のチャンスだと思って…。

 

 

話しは飛びますが…仕事をし始めた頃に…

「500万円捨てなさい」

と言ったことがある。

ワンルーム全盛の頃の話…

横浜から来たお客さん。

静岡市内の,投資用ワンルームを2戸,契約し

その日に来た、

初対面のお客さん。

 

静岡のような田舎で、造りの悪いワンルームに7~8万円出す人はいませんよ。

oさん。騙されていますよ。

直ぐ、現地に行って手付500万円捨ててきなさい。

解約しなさい。と言った。

 

当時、2戸で4800万円位だったように思う。

で、

手付500万円が、捨てられないという。

今まで某会社には、投資用マンションで儲けさせてもらったので、

その事もあり、心情的にキャンセルできない。

 

1年後、電話があった。

(何の商売にもならなかったのに…)

 

横浜でスナックを開店するという。

 

2人で車で行った。

店に着くと、お客さんが一杯。

久々の横浜で。

泣きそうになる。

 

花束(当時は定番)と、祝金を渡し、話し、隅に座る。

 

結局、静岡のワンルームは採算が合わず、借主も現れず、

賃料を大幅に下げ、全額借入返済なので、金利も高く返済ができなくなった。

 

離婚した。

横浜の自宅マンションも売却。

家族は、バラバラになった。

 

ローンの返済をしなければいけないので、スナックを始めた。

店の2階に一人で住んでいる。

静岡のワンルーム買うんじゃ…。

 

(今になって言うなよ…私は無関係だよ…全く…垢ぬけてないね…)

 

恐ろしく、暗い開店祝いになった。

 

酩酊して、運転してもらい、東名で自宅へ帰宅。

 

3日酔いになった。