なぜお客さんが減るのか。

20160329 店を新築すると、なぜお客さんが減るのか。

20年以上通っている
清水区のそば屋さんに久々に行きました。
お客さんが、全くいません。
数年前に店舗兼住宅を新築したのですが、聞くと常連さんが減って、
閑古鳥が、鳴いているようです。
合理的な店舗設計と、テーブルの配置。
以前のような、雑多で汚れていた店内ではありません。
それでも、お客さんが来ない。(減った)
競合店が増えたのも一因でしょうが
それだけではないような気がしました。
店主は、不景気のせいだと言っていますが、
不景気でも、繁盛している店は数多くあります。
値段のせいでもありません。
味も以前と変わらず、そのまま…。
店の広さ、奇麗さだけなら、大手で全国展開の店に行きます。
天丼を食べながら、
お客さんが減ってしまった一因は、
新築した時点で
店の思い出が、無くなってしまったんだと思いました。
その店に行くのは、味と思い出が半分ずつあるからです。
自分と一緒に古くなっていく店(人)には、愛着(情)が湧くものです。
お客さんは、
薄給の頃、彼女と。
妻と。
家族や親戚と。
同僚と。
子供達と。
残業帰りに一人で。
子供達が独立した後に。
いっも行く店には、様々な思い出が残っているので、懐かしくもなります。
味は程々でも、値段相応なら、お客さんは、忘れられた頃にまた来ます。
店に行くのは、味と思い出が半分ずつあるからです。
奇麗になった外観と店内には、
もう何もありません。
狭くて、奇麗なだけです。
それなら、広い駐車場があり、店内が広く、奇麗で、安く、メニューが豊富で、
丁寧に案内してくれる店に行きたくなります。
店に行く理由が、他店と変わらない味だけになった店に、魅力はありません。
勘定を払ったあと、二度とこの店に来る事は無いだろうと思った。